家計簿をつけても、月末に「なんでこんなに使ったんだろう」で終わっていませんか。
結論から言うと、
家計簿の振り返りは、毎月「ベストとワースト」の支出を選ぶだけで十分です。
記録も計算も、自分の手でやらなくていい。
私は銀行に10年いたのに、家計簿が続かなかった人です。
そんな私が続いている、簡単な振り返りのやり方を、記事にまとめてみます。
かかる時間は、月に15〜20分です。
何か参考になれば嬉しいです。
この記事を書きました
ゆななこんにちは、ゆななです。
元メガバンク勤務・北欧式整理収納プランナー。
3人子育て中のゆるミニマリスト主婦です。
家計簿の振り返りが続かない3つの理由


続かないのは意志が弱いからではありません。
振り返りが「反省会」になっていて楽しくないからです。
理由は3つあります。
理由① 記録で力尽きる
レシートを全部入力する、毎日つける。
これを頑張りすぎると、振り返る前に燃え尽きます。
振り返りは記録の「あと」にあるので、記録で終わってしまえば、大事な振り返りができません。
私もレシートを全部入力しようとして、めんどくさすぎて3日で終わりました。
理由② 数字の一覧を見て、終わる
月末に合計を見て「使いすぎた」と思う。それで終わり。
数字は見たのに、来月なにを変えるかが決まっていない。改善できない。
だから翌月も、同じ気持ちや意識で1ヶ月が終わることになります。



昔の私です。
理由③ 「反省会」になって、自分がダメな気持ちになる
「なんでこんなに使ったの?」という話は、聞かれた人も使った人も責められた気持ちになるだけです。
なんでと聞かれても、わからない。
そうすると、だんだんお金の話をしなくなり、話さないから、もっと分からなくなる。という悪循環です。
わが家も、昔は月末はこの一言から始まる反省会でした。予算をオーバーすると一気にやる気がなくなるタイプだったので、なおさらです。
「そもそも、なぜ片づけたら家計が整ったのか」という根本の話は、こちらにまとめています。


「ベストとワースト」振り返りとは?|金額ではなく満足度で見る


ベストとワースト振り返りは、月に一度、その月の支出から「よかったもの」と「いまいちだったもの」を選ぶだけの振り返りです。
もともとは、教えてもらった方法を、わが家流にしたものです。
ルールは3つだけです。
- その月のベスト3と、ワースト1を選ぶ
- 基準は「満足したか」。金額の大小ではない
- ワーストは責めない。来月に、ひとつだけ反映する
わが家では、ベストを「花丸支出」、ワーストを「うっかり支出」と呼んでいます。
うっかり支出は、なんとなくの気持ちでなんとなく買ってしまったもののこと。
それを見つけ出して、来月に使わず改善できるかの実験をします。
ポイントは2つ目のルール。
高い買い物がうっかり支出とは限らないし、安い買い物が花丸支出とは限りません。
わが家では、金額ではなく「使ってよかったか?」で選んでいます。
なぜ「使って良かったか」で見るのかというと、花丸支出を選ぶと「削ってはいけない支出」がはっきりするからです。
節約というと減らすことばかり考えがちですが、先に「これはよかった」を決めておくと、削る候補は自然と残りのほうに絞られます。
私の場合、ある月の花丸支出は、
- エステでゴッドハンドの人に出会ったこと
- 友だち家族と毎年恒例牡蠣を食べまくったこと
- ワンコのしつけの先生にお願いしたこと(吠えるお悩みが一発解決しました)
どれも「お金を使ってよかったなー」と胸を張れる支出です。
これを続けるうちに、わが家で決まりごとも、少しずつできました。
我が家の決まりごと
- 健康や身体のための突然の出費は、うっかり支出に数えない
- 必要な出費(衣替え、定期的な通院など)は、予算を超えても「後悔」ではないので、うっかり支出にしない
- 予算をオーバーしても、計画して意図して使ったお金なら、うっかり支出にしない
- うっかり支出が「なし」の月があっていい
- 花丸支出には「満足した理由」と「来月にどう活かすか」を一言つける
これが正解だ!というルールはなく、それぞれの正解を見つけるために振り返るイメージです。
振り返りは、自分を責める場ではなく、来月のお金の使い方を決める場。人ではなくて、自分はどうかな?って考えるのがおすすめです。
毎月の振り返り 4ステップ


ここからは実際にあなたもできるように、わが家でやっていることを、誰でも真似できる形にして4ステップにしました。
ステップ① 記録と集計は「任せる」
いちばん続かない「記録」は、自分でやりません。
ここでつまずいた経験、ありますよね。
日々の記録は、家計簿アプリの自動記録に任せます。
銀行口座やカードとつないでおけば、レシートを打ち込まなくても記録は残ります。
そして、月ごとにまとめてグラフにするのも、自分では計算しません。
わが家は、家計簿アプリに残った記録を、AIが月ごとに集計してグラフにしてくれる形にしています。
AIの役目は「計算係」。どこにいくら使ったか、ひと月分が一目で分かる表を出してくれる係です。
そうすることで、私がやるのは「見る」と「話す」だけになりました。
めんどくさい計算が私の仕事ではなくなった!
これが続いている最大の理由だと思います。
AIがなくても大丈夫です。家計簿アプリの月別まとめ画面を開けば、それがそのまま集計です。
記録をラクにするなら、口座とカードの数を絞っておくのもおすすめです。




ステップ② 月ごとの一覧を「眺める」
まとめが出たら、まず眺めます。分析はまだしません。
見るところに迷ったら、たとえばこんなところです。
- 先月より増えている費目
- 同じお店の名前が繰り返し出てくるところ
ここで「減らさなきゃ」と考え始めないのがコツです。考えるのは次のステップで、ここでは眺めるだけにします。
わが家は、金額より回数のほうがピンときました。
ステップ③ ベスト3とワースト1を選ぶ
眺めて気になったところと、自分の記憶を頼りに、花丸支出を3つ、うっかり支出を1つ選びます。
花丸支出の候補になりやすいのは、こんな支出です。
- 家族との時間になった支出
- 久しぶりに会う人との時間
- 健康や身体のための支出
- 自分のメンテナンス(美容院、運動など)
うっかり支出の候補になりやすいのは、こんな支出です。
- 「セールしてる」と買ったモノ
- 写真だけで選んで、届いたら好みじゃなかった服
- 記憶にないのに回数が多いもの(コンビニ、自販機、カフェ)
わが家では、あるとき夫のコンビニが月25回で、その月のうっかり支出になりました。
ステップ④ 「なぜ」を一言+来月にひとつだけ反映
選んだら、理由を一言だけ書きます。長い分析は要りません。
書く欄は、「支出の内容」「満足した理由(うっかり支出なら、いまいちだった理由)」「来月への反映」の3つがあれば足ります。
たとえば、こんな一行です。
- コストコで買いすぎた → 「せっかく来たから」で買い込んだ → 次は買い物リストを持っていく
来月に反映するのは、ひとつに絞るのがおすすめです。ひとつなら、覚えていられます。
家族と共有するコツ|反省会を「表彰式」に変える


振り返りを自分ひとりで終わらせず、家族と共有すると、効き方が変わります。
ただし、やり方を間違えると「反省会」や「夫婦喧嘩、親子喧嘩」になります。コツは3つです。
- 数字はそのまま伝える。
- 責めない。
- 決めるのは本人。
- 変わったら、花丸支出に入れる。「使わなかったこと」も表彰する
伝え方ひとつで、同じ数字でも受け取られ方が変わります。
「なんで?」と聞きたくなる気持ち、ありますよね。そこをぐっとこらえて、数字だけを伝えます。
わが家の夫のコンビニ月25回は、私が「コンビニ、25回も行ってるよ!」と夫婦で共有。
「減らして」とは言っていませんが夫、自分でも多いと思ったようで「セブン、5回以下にする」と決めて、翌月はコンビニ5回、セブンは1回。
金額にして約1万5千円減りました。翌月の振り返りでは、この「行かなかったこと」が花丸支出に入っています。笑。
このときの出来事はnoteに書きました。
→ 夫のコンビニ、月25回。数えて伝えたら、翌月5回になったぞ(note)
続けるコツとよくある疑問


日にちを決める
わが家は家計簿振り返りを毎月5日と決めています。月初すぐはカードの明細が反映されきっていないことがあるので、少し待ってからのほうが数字がそろいます。
5日でなくても、お給料日のあとや月末など、家計の数字がそろうタイミングなら何日でも構いません。
日にちを決めておくと「いつやろう」と考えなくて済み、それだけで続きやすくなります。
かかる時間は15〜20分です。長くやろうとしないほうが、翌月も続きやすいです。
Q. ワーストが見つからない月は?
なくていいです。無理に探すと「粗探し」になって、振り返りが嫌いになります。
わが家も、うっかり支出なしの月があります。
Q. 予算をオーバーした月は?
意図した支出なら、うっかり支出にしなくていいです。
旅行や、子どものための大きな買い物など、計画して使ったお金は、予算を超えていても年間の予算で見れば大丈夫。
「使い方の質」で見れば満点のことがあります。(年間の予算でもオーバーなら使いすぎの可能性ありです)
うっかり支出に入れるのは「なんとなく使っていた」ものだけです。
Q. 家計簿アプリもAIも使っていない場合は?
それでも大丈夫です。
先月のコンビニ(自販機でもカフェでも)の回数を数えてみる。なんとなく買ってしまったものがないか考えてみる。
先月いちばん満足した支出を、ひとつ選ぶ。この2つだけで、もう振り返りになっています。
まとめ:家計管理は我慢じゃなく「気づいて、話して、変える」


- 家計簿の振り返りは、毎月ベスト3とワースト1(わが家の呼び名は花丸支出・うっかり支出)を選ぶだけでいい
- 記録と集計は、家計簿アプリとAI(計算係)に任せる。自分は「見る」と「話す」だけ
- 選ぶ基準は金額ではなく「満足したか」
- うっかり支出は責めない。来月に改善すればいい
- 家族には、数字をそのまま伝えて、責めない。変わったら花丸支出に入れる
まずはこれだけ。
先月の花丸支出1つとうっかり支出1つを、今夜スマホのメモに書いてみてください。
家計管理は、我慢ではありません。
気づいて、話して、変える。
それを続けていくと、お金の話をするのが少し楽しくなって、自分や家族の楽しいにお金を使えるようになります。
すぐには変わらないかもしれないけど、一つの行動で少しずつ変わっていきます。
ぜひ試してもらえたら嬉しいです。
モノを手放したら暮らしもお金も軽くなった話を、一冊にまとめています。
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